後遺症の等級

Posted on 2017-05-10 By

交通事故に遭われたことはありますか。交通事故の事後処理というのは本当に面倒なものですが、被害がたいしたことなければある程度の期間ですべての手続が終了しあとは話のタネになったりするだけです。しかし、交通事故被害で後遺症が残った場合、笑い話にはなりません。その後の人生が一変します。

ただ、交通事故被害の後遺症も結局はすべて金銭で解決することになります。交通事故被害の損害には多様なものがありますが、後遺症の損害に限ると逸失利益に対する賠償と後遺症に対する慰謝料になります。逸失利益とは、後遺症により労働能力が低下したことによる収入の減少分のことです。これらを把握することは難しいです。そこで、後遺症の賠償額及び逸失利益算定のための労働能力喪失率について等級で段階づけることとなっています。

日常的に介護を要する場合とそうでない場合で分かれていますが、後者は第1級から第14級まで階級づけられています。第1級であれば賠償額3000万円で、労働能力喪失率は100%です。両目を失明したり両足を失ったりした場合です。一番低い第14級であれば、賠償額75万円で、喪失率は5%です。ここでの賠償額は自賠責保険から支払われる金額でこれ以上の金額を被害者または被害者が加入している任意保険会社から取ることができます。

この等級は後遺障害等級と呼ばれますが、交通事故被害において非常に重要です。等級をめぐって数多くの紛争が起こっています。第14級に認められるかどうかで後遺症について慰謝料がもらえるかどうかが決まりますし、一つ階級が違うだけで賠償額が大分変わってきます。さらに後遺障害等級は、任意保険会社も支払い基準にしているのです。

交通事故被害で後遺症が残ったら、後遺障害等級が重要になることは覚えておいてください。

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